楽器工房 ~ティンパニ修理の陣~

秋が深まって朝晩すっかり寒くなりました。
今回は久しぶりに「楽器工房~ティンパニ修理の陣」をご紹介します。
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一般的に使用されているペダルティンパニですが、張られているヘッドには
もちろん寿命が有り「足で操作するペダルの動きが重かったり軽い」「叩くとゲージが勝手に動く」
「音が響かない」等々は、ほとんどが寿命の過ぎたヘッドを使用している事が主な原因です。
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張られているヘッドの張力と、楽器下部に入っている「バネ」とのバランスでペダル
操作が出来るようになっていますが、数年間使い続けてきたヘッドは、伸びきって
張力がほとんど有りません。

最低でも2~3年には一度(おススメは1~2年で!!)ヘッド交換等の修理が必要です。
今回ご紹介する楽器は、ここ5年以上ヘッド交換等の修理をしていない楽器です。
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まずは楽器の状態を確認しながら、ヘッドをはずしていきます。

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ヘッドをはずしたら、お釜の部分(ケトル)もはずします。
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さあ!これからが大変!
たまりにたまった長年の楽器のホコリや汚れをきれいにして行きます。
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細かなところはハケや歯ブラシを使って、楽器を痛めないようにしながら
クリーニング。
古くなってこびり付いたグリスも取ります。
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楽器の土台部分も雑巾を使って、きれいにしていきます。
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ほら!こんなにきれいになりました!!
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楽器を逆さまにして、普段見えない部分も見逃しません。
こんなにホコリが溜まってます。
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運搬時に大切なキャスターも、旧タイプのモノで削れてしまってますので
新しいものに交換します。
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ゲージの音名プレートも無くなっていたり動きが悪いので、新しいものを取り付け
交換します。
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さあ、はずしておいたケトルも汚れを取ってきれいにして、本体に取り付けましょう。
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ここがポイント!ですが、ケトルとヘッドが接する面に「エッジテープ」を
取り付けていきます。
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今回の楽器には、もともと取り付けられていませんでしたが、今後のヘッドの
耐久性や全体の楽器の音色を考えて、取り付けます。
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「ルネッサンス」タイプのヘッドの場合はヘッド裏面も加工してあるので、
エッジテープがないと音変え時にノイズが出てしまいますが、「カスタム」タイプの
ヘッドは意外となくても大丈夫な場合があります。
音の輪郭をよりハッキリさせたい場合に、あえてはずすケースも有ります。
こんなところのこだわりが、楽器の面白いところの一つですね。

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ここまでで約3時間かかりました。お昼ご飯までもう少しガマン・・・

 

 

いよいよヘッドの取り付けです。
まずはフープとテンションボルトのクリーニングです。
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古いグリスやオイルをきれいにしていきます。
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新しいヘッドの取り付けです。今回はルネッサンスヘッドからカスタムタイプの
ヘッドに変更です。
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ヘッドの片寄りが無いように気を付けて、やっとここまでこぎ着けました。
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ザックリとチューニングしながらヘッドのテンションを上げていきます。
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ヘッドにある程度の負荷をかけ、なじませる為にやっとここでお昼休憩です。

 

さあ休憩後に、ここからが真剣勝負です。
ザックリとチューニングしてある楽器を、チューナーを使ってしっかりチューニング
していきます。
ただ音程が合っていれば良いものでもなく、楽器本来の「響き」「音色」が一番良く
なるようにしていきます。
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やっと完成です!
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ただし数日後には確実にヘッドが伸びて音程が下がりますので、再度伺っての
微調整が必要です。
ちなみに、ここまでで約5時間かかりました。

楽器センター金沢では、各種の管楽器・打楽器・弦楽器・鍵盤楽器に精通した
スタッフが多数おります。
ご紹介した通り、各団体・学校現場に伺っての修理等の対応も積極的に行っております。
お気軽にご相談下さい。

 

最後に記念撮影!パシャ!
END
担当の児玉でした!

 

<お問い合わせ先>
開進堂楽器 楽器センター金沢
住所 〒920-0025 石川県金沢市駅西本町6-3-21
TEL   076-221-1544
FAX  076-221-2003

営業時間
平日・土曜 OPEN AM10:00 CLOSE PM9:00
日曜・祝日 OPEN AM10:00 CLOSE PM7:00

定休 水曜

 

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